
こんにちわ、代表の朝倉です。
今回はビジネスのお話です。
先日読んだ記事でおもしろい内容のものがあったので紹介したいと思います。
私の大好きな米アップル社についてです。
この不況下でも驚異的な成功をし続け、世界中から賞賛されている会社です。
さて、そこでこのアップル社の何が他社と際立っているのかを表す、興味深い数値がありました。
それは、新規製品を生み出す元になる「研究開発費」の金額です。
直接のライバルとなるマイクロソフトとソニーとで比較してみたいと思います。
マイクロソフトが全収入の約17%、ソニーが約8%、そしてアップルが4%という数字があります。

これだけを見るといかにマイクロソフトが莫大な研究開発費を新規製品に投入しているのかが分かりますよね。
そしてアップルは意外に研究開発費をかけていないという結果にというふうに繋がってきます。
しかし、あくまでもこれは全ての売上げに対しての研究開発費が占める割合です。
これを「1製品あたり」の研究開発費に置き換えてみるとどうなるでしょう。
ソニーが1製品あたり約10億円、アップルが71億円という逆転現象が起こります。
要はソニーがフルラインナップ(携帯電話や家電一般)の企業で、一方アップルが携帯電話やパソコン部門といった、隣接した分野の限られた少ないラインナップで多額の売上げを出していることからこの現象に繋がっているようです。
アップルはソニーに比べて1製品に相当な研究開発費を投じているのです。
この「選択と集中」の差が、最近元気のないソニーと快進撃を続けているアップルとの最大の差だと言われています。

一方、携帯電話における世界シェアナンバーワンであるフィンランドのノキア社を例に挙げると世界の40%というシェアを持っていますが、そのシェアを獲得するために開発している携帯端末の数も多数にのぼります。
これを端末1台あたりのシェアはわずか0.5%ということになります。
要は、ノキアはしっかり利益を上げている端末もあれば、赤字を出し続けている端末もあるということを表します。

それに対してアップルの携帯電話「iPhone」はたった1機種で世界の約80ヶ国で販売し世界シェア1.5%ほどあるそうです。これはパナソニックとシャープの世界シェアの間くらいだと言われているそうです。
たった1機種に徹底的に研究開発を絞り込み、機能などをブラッシュアップし、時間をかけてユーザーから支持される製品に仕上げていくという手法です。
これが他社もうらやむ利益率を叩き出しているアップルの手法です。
これも「選択と集中」がいかに大事かを表してる良い例ですよね。
アップルのカリスマ経営者であるスティーブジョブスがCEOへと返り咲いた約10数年前は、アップルもノキアと同様、様々な製品を開発するための多数の部署があったのです。
彼がまず最初にやったことは、不要な開発部門を廃止することでした。
それ以降、人員や開発費を特定の製品に集中させることによりその後の快進撃が始まったと言われています。
これは何も「ものづくり」だけにおけることではありません。
私達においても、しっかりあてはまることですよね。
例えば試験勉強。
全教科まんべんなく勉強して、各教科の高い平均点を取った方が一般的には良いことだと思います。
事実、学校などではそう教えられてきました。
しかし、ことビジネスにおいては、オールマイティーはあまり重要ではないようです。
自身の得意な教科を絞り込み(選択)、気持ちと勉強時間を1教科に集中した方が、他者との独自性(アドバンテージ)へと帰結し、強力な競争力を確保することにつながることが多いようです。
みなさんどうですか?「選択と集中」。
私も日頃から、これについて常に頭を悩ませています。
考えましょう、考えましょう・・・。